・F(x)tec Pro1の概要
イギリスのFX Technology社製のF(x)tec Pro1が株式会社リンクスインターナショナルより2020年7月11日より販売しました。
物理キーボード付きスマホスマホの旗手であったBlackBerryがKey2を最後に製造中止となり、物理キーボード愛好家としてどうしようか考えていたんですが、F(x)tec Pro1が日本で正式販売のニュースが発表されて即購入しました。
「Unihertz Titan」と悩みましたが、ミリシタ等のゲームもするので横長のスマホとしても使えるのでスライド機構に魅せられたのでF(x)tec Pro1を選択。
・F(x)tec Pro1のスペック
製品名 | F(x)tec Pro1 |
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キーボード | 5列66キー QWERTY配列スライド式 (バックライト搭載) |
OS | Android OS |
サイズ | 6インチ |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 835 |
メモリ | 6GB LPDDR4 |
ストレージ | 128GB |
液晶パネル | 5.99インチ 2160×1080 AMOLED with curved edges Corning® Gorilla® Glass 3採用 |
フロントカメラ | 8MP, fixed focus, f/2.0 |
アウトカメラ | 12MP(Sony IMX363), f/1.8, 5MP, fixed focus, f/2.0(補助型) |
無線LAN | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 + LE |
GSM | 2, 3, 5, 8 |
CDMA | BC0, BC1 |
WCDMA | 1, 2, 4, 5, 8 |
TD-SCDMA | 34/39 |
TDD-LTE | 38/39/40/41(100mHz) |
FDD-LTE | 1, 2/25, 3, 4, 5/19/26, 7, 8, 12/17, 13, 20, 28 |
オーディオ | ステレオスピーカー / マイクロフォン |
インターフェース | 2×nano SIMスロット(SIMツールフリー) 1×micro SDカードスロット(上記nano SIMスロットと排他) 1×USB Type-C (HDMI対応) 1×3.5mmヘッドホンジャック |
センサー | ・指紋センサー(本体側面) ・GPS/AGPS ・加速度センサー ・近接センサー ・光センサー ・ジャイロ ・磁気センサー |
バッテリー | 3,200mAh (リチウムイオン) QC3.0対応 USB-PD対応 |
付属品 | 1×ACアダプタ 1×充電用Type-Cケーブル |
本体サイズ | W154mm x D73.6mm x H13.98mm |
本体重量 | 約243g |
税込み98,890円で価格帯としてはハイエンドスマホなのですが、チップセットがSnapdragon 835で2年前くらいの物なのが気がかりです。
そこはキーボードの有無で製造コストもかなり違うはずなので、諦めましょう。
・パッケージと内容物
箱がスッキリしていて、いいデザインです。
内容物は、本体、充電器、充電ケーブル、マニュアル、保護フィルム、収納ケースの以上です。
保護フィルムはディスプレイが曲面のせいか、貼るのに失敗し2秒で剥がしました。曲面部分にくっつきません。
(しっかりと貼れた報告もあるので、自分が下手なだけかもしれまんせんが)
・使用してみた感想
挙動に関しては基本的に問題ありません。もっさりとせず、キビキビ動きます。
ハード面で気になるところは、指紋認証が若干怪しいときがあるのと、キーボードを出すときに油断すると「バンッ」と、そこそこ大きい音がするので慣れるまでは注意が必要なくらいです。
キーボードの打鍵感もプチプチとカチカチの中間くらいで個人的には好きです。さすがにBlackBerryには及びませんが非常よく出来ています。
本体は非常に滑りやすいので、ケースかマットなスキンシールを貼ったほうが安心かも。
F(x)tec Pro1用のケースは2020年7月23日時点で発売されていないので、汎用の手帳型ケースか、HUAWEI P20 Proがほぼ同じサイズなのでF(x)tec Pro1のボタン部分を切り出して使用する荒業もあります。(TPU素材のケースだと切り出しにくい上に、ヤスリで整えることも出来ないので注意が必要です)
・注意点と対処法
キーボード入力に関して言えば、キーボードレイアウトを個別に設定すると一部の記号が入力できなくなるので、チェックを外し「デフォルト」にすると解決します。それでも一部の記号が入力できないので、別途「FinQwerty Keyboard Layouts」等のアプリを入れると解決できますね。
SDカードを内部ストレージとして設定し、カメラの保存先をSDカードにした場合、DCIMフォルダではなく「files」という謎フォルダに保存され、ギャラリーアプリに表示されない事象がありますが、標準のカメラアプリの不具合と思われます。
他のカメラアプリでも同様の保存方法になってしまうので、不具合が解消されるまではSDカードではなく本体に保存したほうがいいですね。
幸い本体ストレージは128GBあるので、しばらくは大丈夫。
・最後に
正直な所、スマートフォンの優先度でハードウェアキーボードが高い人向けの機種なので万人にお薦めはできませんが、好きな人には非常に刺さるスマートフォンです。
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